景観重要建造物 老梅院茶室

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広報ID1009396  更新日 令和3年3月12日 印刷 

茶室は、書院造りの茶室と小間茶室の2つから構成されている。外観は、小間茶室は妻、軒を見れば茶室とわかる構想で、母屋、垂木は竹で造られ、野地板に相当するところは細竹を敷き並べてあるが、屋根材は現在は鉄板一文字葺きで修理され、以前、何材料で仕上げたかさだかではない。この小間茶室は、書院造りの茶室より遅く建てられたものというが、外部壁、建具は相当いたんでいる。
書院には深い軒庇がついて、その屋根は化粧垂木、木小舞化粧板の顕しで、腐朽もなく、汚れもなく、小間茶室より新しく見える。書院本屋とは、造りの時期がずれている気がする。広縁前には一部濡れ縁があり、その前に手水鉢石がある。外観として小間茶室の方に魅力がある。
大慈寺前を通り、御影石の門を入ると先代山口宗樹氏作のつまさき上がりの前庭を通り玄関に達する。玄関は4.5畳の大きさで、先代が物置であったのを、これは玄関であったに違いないと改修されたときく。明らかに本家と比べ新しい。
式台から3畳の間に上がると引違いの猪の絵が画かれた板襖があるが、南部家から頂戴したものと云う。ここを開くと書院の広縁(幅1間)に続く。庭園に面する側に硝子戸と紙貼り障子の二重建具がある。古くは硝子戸でなく木格子であったらしい。
書院造りの茶室は8畳で、外にその東側に2畳の床の間と2畳の付室があり、紙貼り障子の窓と付書院(地袋、欄間付)がある。
その昔、千利休が秀吉のために作った聚楽第の残月亭を模したものと云う。西側の隣室は4畳で水屋に使用するという。共に天井は杉材の竿縁天井で、壁は砂壁であるが一部紙貼りにした処がある。付書院前の2畳敷きの上部天上だけは勾配天井である。
玄関の3畳に入って右側の襖をあけると、小間茶室の廊下に出る。廊下の一隅に水屋がある。その裏側は物置となっている。廊下天井は舟底天井、壁は漆喰塗りである。廊下の突当りの襖をあけると、4畳の次の間(通い口、勝手口でもあり、客の待合室でもある。)に入る。天袋、地袋、棚をそなえた茶道具入れが入り込みになっている。
片引き襖(茶道口)をあけると、3畳の空間をもつ茶室となる。茶室としては2畳で床の間があり、茶道口に近く1畳の点前座となり、茶室境に小壁が下がって、建具(引違い)のみぞと半間のみぞなし出入口がある。共に内法、高さ低く、普通立ち振る舞い危険である。腰をかがめなければならない。点前座の天井は竿縁であり板材は銅であり、2畳の間の天井は同様であるが、天井板は杉である。2畳の間に南面してにじり口があり、その上に蔀(しとみ)戸が設けられている。

概要

名称

老梅院茶室

所有者

個人

所在地

盛岡市大慈寺町7番18号

構造形式

木造平屋建

建築年代

江戸時代後期と推定される

面積延長

88平方メートル

用途

住宅

建築依頼主

不詳

外観材質

屋根瓦葺一部鉄板葺、壁漆喰塗(柱顕し)

設計者

不詳

施工者

不詳

事業費

不詳

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