景観重要建造物 明治橋際の御蔵
広報ID1009397 更新日 令和5年9月21日 印刷
土蔵造平屋建の屋根は桟瓦葺・切妻となっている。軒天井は垂木顕し、妻は母屋、垂木顕しである。外壁は土蔵の大壁式、白漆喰塗、崩壊したところはコンクリートまたはモルタルに補修されている。窓は外開きの土蔵式防火戸、鉄格子金網の開口部、窓上部に木製の庇(鉄板包み)があり腰は花崗岩積みで堅固に基礎が造られている。
内部は高床になって、厚板張り、内壁は中間に横板嵌め込みで、天井は垂木小屋、野地板顕しで見え掛りは木造の感じである。
特徴としては、屋根構造にみられ、野地板を二重構造にして、中間に空気層を設け断熱工夫をしてあるので米蔵としての目的に適している。また、床組構造にも特徴がみられた。それは、大張間の大引(大梁)を中央に束代りに花崗岩で支持させ、八角形の中柱の基礎は正方形の花崗岩に支持されていることである。床を高くして防湿のため換気しやすく考慮されている。
桁行外壁が外部に傾斜したため梁行に鉄筋(タンバックル付)を使用、締め付けて補強してある。
概要
名称
明治橋際の御蔵
所有者
盛岡市
所在地
盛岡市南大通三丁目12番30号
構造形式
土蔵造平屋建
建築年代
江戸時代
面積延長
330平方メートル
用途
米蔵
建築依頼主
盛岡藩
外観材質
土壁(白漆喰塗)
設計者
不詳
施工者
不詳
事業費
不詳
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