四種混合ワクチン一部製品の自主回収について

四種混合ワクチン一部製品の自主回収について

一般財団法人　阪大微生物病研究会（以下、阪大微研）が製造した四種混合ワクチン「テトラビック皮下注シリンジ」について、ポリオの有効成分が有効期間内に承認規格を下回ったことから、一部ロット製品（製造番号 4K23及び4K24）が自主回収されました。

なお、この対象ロット製品を接種した場合においても、十分なポリオウイルスに対する抗体を獲得できることが臨床試験において確認されていることから、追加接種の必要はないと阪大微研は示しています。また、この臨床試験の結果を受けて厚生労働省は、抗体検査や再接種をすることはお勧めしないという見解を示しています。

これらの上で有効性に不安を感じ、抗体価測定を希望する方については、費用を阪大微研が負担のうえで抗体検査を受検することができます。また、抗体検査の結果、ポリオの追加免疫が必要と判断され、予防接種が実施された場合には、その費用についても阪大微研が負担します。

対象ロット製品を接種された方で抗体検査の受検を希望する方は、接種された医療機関またはかかりつけ医へご相談ください。（四種混合第1期の接種が完了し、4週以降経過した後に抗体検査を受検することがお勧めされています。）

対象ロット番号

4K23A、4K23B、4K23C、4K24A、4K24B、4K24C

 

母子健康手帳の「予防接種の記録」ページをご覧になることで、ロット番号を確認することができます。メーカー、ロット欄に「DPT-IPVビケン」の標記とロット番号が記載されております。

盛岡市においては、平成30年5月から平成31年1月に四種混合ワクチンを接種した方の一部に、対象ロット製品を接種した方が見受けられております。

 

本件に関するお問い合わせ先

一般財団法人　阪大微生物病研究会 問い合わせ窓口

フリーダイヤル 0120-280-980（土日祝日を除く9時から17時30分まで）