ヒブ(インフルエンザ菌b型)
広報ID1029740 更新日 令和4年1月6日 印刷
盛岡市の指定医療機関での個別接種となります。
ヒブ感染症とは
インフルエンザ菌、特にb型莢膜を有する菌(ヒブ)は乳幼児の化膿性髄膜炎、敗血症、喉頭蓋炎など重篤な全身感染症の原因となっています。ヒブは冬に流行するインフルエンザウイルスとは全くの別物です。ヒブによる髄膜炎は5歳未満では10万人に約7~8人とされ、年間約400人が発症し、そのうち11%は予後不良とされ後遺症を残すことや死に至ることもあるといわれています。また、発症者は生後4カ月から1歳までの乳児が過半数を占めています。
ワクチンの効果
ヒブワクチンは世界で広く接種されているワクチンです。
欧米ではヒブワクチン導入後、侵襲性ヒブ感染症が劇的に減少しました。この成績からWHOは平成10年乳幼児の予防接種を強くすすめ、現在では世界110か国以上で導入されています。日本でも被接種者の増加とともに侵襲性ヒブ感染症が激減しています。
接種スケジュールについて
定期接種として無料で受けられる年齢
生後2カ月以上5歳未満
接種回数と間隔
初回接種開始年齢により回数などは異なります。
下記の接種間隔を外れた方は、お問い合わせください。
初回接種年齢 |
初回接種 | 追加接種 |
---|---|---|
2カ月以上7カ月未満 |
27日以上(標準的には56日まで)の間隔をおいて3回を12カ月までに行う |
初回接種終了後7月以上(標準的には13月まで)の間隔をおいて1回 |
7カ月以上12カ月未満 |
27日以上(標準的には56日まで)の間隔をおいて2回を12カ月までに行う |
初回接種終了後7月以上(標準的には13月まで)の間隔をおいて1回 |
12カ月以上5歳未満 | 1回(1回のみの接種で終了) |
副反応
このワクチンはウシ由来の成分(フランス産ウシの肝臓および肺由来、アメリカ産ウシの心臓および骨格筋由来、ブラジル産ウシの心臓由来)を製造過程で使用しています。
世界各国でこのワクチンは導入されていますが、伝達性海綿状脳症(TSE)になったという1例も報告はありません。このことから、TSEにかかるリスクは理論上否定できませんが、そのリスクは極めて低く、TSEにかかることはほとんどないと考えられます。
このワクチンによる国内での副反応は接種部位の発赤44.2%、腫脹18.7%、硬結17.8%、痛み5.6%、全身の発熱2.5%、不機嫌14.7%、食欲不振8.7%などが認められています。(平成29(2017)年4月改訂(第11版)添付文書参照)
重大な副反応として極めてまれに、けいれんや血小板減少性紫斑病があらわれることがあります。
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このページに関するお問い合わせ
保健所 指導予防課
〒020-0884 盛岡市神明町3-29 盛岡市保健所6階
電話番号:019-603-8307 ファクス番号:019-654-5665
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