小児用肺炎球菌

Xでポスト
フェイスブックでシェア

広報ID1029742  更新日 令和4年1月6日 印刷 

盛岡市の指定医療機関での個別接種となります。

小児の肺炎球菌感染症とは

肺炎球菌は乳幼児の上気道に感染し、化膿性髄膜炎、敗血症、肺炎などの重篤な全身感染症をおこしたり、中耳炎、副鼻腔炎などに気道感染症をおこします。

肺炎球菌による化膿性髄膜炎は、ワクチン導入前は5歳未満の10万人に2~3人、年間約150人が発症していたといわれています。肺炎球菌による髄膜炎は発症者の約21%が死に至ったり、後遺症を残しており、ヒブによる髄膜炎に比べ高くなっています。

ワクチンの効果

現在使用されている小児の肺炎球菌ワクチンは、90種類ある肺炎球菌の血清型のうち13種類の血清型に効果があります。これによって小児の侵襲性肺炎球菌感染症は減少しました。さらに高齢者の肺炎球菌感染症も減少しており集団免疫効果も認められています。

接種スケジュールについて

定期接種として無料で受けられる期間

生後2カ月から5歳未満

接種回数と間隔

初回接種開始年齢により回数などは異なります。

下記の接種間隔を外れた方は、お問い合わせください。

初回接種年齢 初回接種 追加接種
2カ月以上7カ月未満 27日以上の間隔をおいて2回を生後12カ月までに、3回目を生後24カ月までに行う 生後12カ月から生後15カ月に至るまでの間を標準的な接種期間として、初回接種終了後60日以上おいた後であって、生後12カ月に至った日以降において1回行う
7カ月以上12カ月未満 27日以上の間隔をおいて2回を生後24カ月までに行う 生後12カ月以降に、初回接種終了後60日以上の間隔をおいて1回行う
12カ月以上24カ月未満  1回 初回接種終了後60日以上の間隔をおいて1回行う
24カ月以上5歳未満 1回(1回のみの接種で終了)  

 

小児用肺炎球菌予防接種スケジュール

副反応

このワクチンによる副反応の主なものは、接種部位の紅斑(67.8~74.4%)、腫脹(47.2~57.1%)、全身反応として発熱(32.9~50.7%)です。その他にも、血管神経性浮腫、じんましん、嘔吐、下痢などを発症することもあります(平成29(2017)年4月改訂(第3版)添付文書参照)。また、ごくまれに、熱性けいれんを含むけいれんをおこす可能性があります。

よりよいウェブサイトにするために、このページにどのような問題点があったかをお聞かせください。

このページに問題点はありましたか?




このページに関するお問い合わせ

保健所 指導予防課
〒020-0884 盛岡市神明町3-29 盛岡市保健所6階
電話番号:019-603-8307 ファクス番号:019-654-5665
保健所 指導予防課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。