日本脳炎
広報ID1029749 更新日 令和5年3月6日 印刷
盛岡市の指定医療機関での個別接種となります。
日本脳炎ワクチンを製造している2社のうち1社のワクチンに製造上の問題が生じたことから、出荷量が調整され、全国的にワクチンが不足している状況が続いておりましたが、令和5年1月に限定出荷が解除され、今後も安定的な供給が見込まれています。
詳細については下記をご覧ください。
日本脳炎とは
日本脳炎は7日~10日の潜伏期間の後、高熱、頭痛、嘔吐、意識障害、けいれんなどの症状を示すウイルス性の急性脳炎です。
流行は西日本地域が中心ですが、東南アジアや東アジアに広く分布するウイルスです。飼育されているブタの体内で増えたウイルスが蚊に媒介され感染します。ブタ間で6~10月に流行し、約80%以上が感染するといわれています。
感染者の100~1000人に1人が脳炎を発症し、脳炎にかかった時の死亡率は約20~40%と考えられており、神経の後遺症を残す人も多くいます。
ワクチンの効果
従来の日本脳炎のワクチンはマウス脳を使用していましたが、現在使用されているワクチンはVero細胞(アフリカミドリザルの腎臓由来株価細胞)で日本脳炎ウイルス(北京株)を増殖させ、得られたウイルスをホルマリンで不活化し精製したものです。
日本脳炎の予防接種は、第1期の初回接種2回と次年度の追加接種1回の計3回の接種をもって基礎免疫の完了となります。抗体の産生は良好です。
接種スケジュールについて
国では3歳の子どもに対して、積極的に接種をお勧めすることとしています。3歳になったら、日本脳炎の予防接種を受けましょう。
第1期初回
定期接種として無料で受けられる年齢
6カ月以上7歳6カ月未満
望ましい接種期間は3歳以上4歳未満までで、3歳未満は接種量が異なります。
接種回数と間隔
6日以上(標準的には28日まで)の間隔で2回
第1期追加
定期接種として無料で受けられる年齢
6カ月以上7歳6カ月未満
望ましい接種期間は4歳以上5歳未満までで、3歳未満は接種量が異なります。
接種回数と間隔
第1期初回接種(2回)終了後、6カ月以上(標準的には約1年後)の間隔をおいて1回
平成17年度の積極的な勧奨の差し控えにより、接種機会を逃した人
平成7(1995)年4月2日から平成19(2007)年4月1日生まれの人は、20歳未満までの間、定期予防接種として受けられます。詳細については下記をご覧ください。
副反応
主な副反応としては発熱、注射部位の紅斑や腫れ、発疹、じんましん、頭痛、せきなどです。ごくまれにショックやアナフィラキシー、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)、けいれん発作、脳症などを引き起こします。
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このページに関するお問い合わせ
保健所 指導予防課
〒020-0884 盛岡市神明町3-29 盛岡市保健所6階
電話番号:019-603-8307 ファクス番号:019-654-5665
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