ヒトパピローマウイルス感染症予防接種(HPVワクチン/子宮頸がん予防ワクチン)
広報ID1037942 更新日 令和4年6月18日 印刷
盛岡市の指定医療機関での接種となります。
積極的な勧奨が再開されました
厚生労働省の方針に基づき平成25年6月14日から積極的な勧奨が差し控えられていましたが、令和3年11月26日から積極的な勧奨が再開されました。
厚生労働省のリーフレットやホームページ(下記参照)、医師の説明によりワクチンの有用性とリスクを十分に理解した上で接種をすすめてください。
- 小学校6年から高校1年相当の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ(概要版/厚生労働省リーフレット) (PDF 4.1MB)
- 小学校6年から高校1年相当の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ(詳細版/厚生労働省リーフレット) (PDF 5.6MB)
- HPVワクチンを受けたお子様と保護者の方へ(厚生労働省リーフレット) (PDF 1.2MB)
- 子宮頸がん予防ワクチンに関する情報及び相談先一覧(厚生労働省のホームページ)(外部リンク)
予防接種を受ける方へ
接種にあたっては、事前に下記の予防接種説明書を必ずお読みになり、ワクチンの有効性や副反応について確認してください。
ヒトパピローマウイルス感染症とは
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、人にとって特殊なウイルスではなく、多くの人が感染し、その一部が子宮頸がんを発症します。100種類以上の遺伝子型があるHPVの中で、子宮頸がんの約50~70%はHPV16型と18型の感染が原因とされています。
HPVに感染しても、多くの場合は自然にウイルスが検出されなくなりますが、一部が数年~十数年かけて、がんになる前の状態となり、その後に子宮頸がんを発症します。子宮頸がんは国内で年間約1万人が発症し約2700人が死亡しています。
ワクチンの効果
現在定期接種として使用している子宮頸がん予防ワクチンは国内外で子宮がん患者から最も多く検出されるHPV16型と18型に効果のある2価ワクチン(サーバリックス)と、尖圭コンジローマや再発性呼吸器乳頭腫症の原因ともなる6型、11型を加えられた4価ワクチン(ガーダシル)があります。
このワクチンはHPVの感染とがんになる前の状態の予防に関して高い有用性が示されており、初回性交渉前の年齢層に接種することが各国で推奨されています。
盛岡市で無料接種が受けられる年齢
12歳となる日の属する年度の初日から16歳となる日の属する年度の末日までの間にある女性(小学校6年生から高校1年生)
接種ワクチン・接種方法
サーバリックス:3回
2回目は1回目接種から1カ月以上(標準的には1カ月後)、3回目接種は1回目接種から5カ月以上かつ2回目接種から2カ月半以上の間隔をあけて(標準的には1回目接種から6カ月後)
ガーダシル:3回
2回目は1回目接種から1カ月以上(標準的に2カ月後)、3回目接種は2回目接種から3カ月以上の間隔をおいて(標準的には1回目接種から6カ月後)
サーバリックスとガーダシルは、いずれも同じワクチンを3回続けて接種することになっています。1回目に接種したワクチンを2回目以降も引き続き接種してください。
(注)片方を接種後にもう片方を接種する場合の安全性および効果などは分かっていません。
キャッチアップ接種について
積極的な勧奨の差し控えにより、接種機会を逃した方に対して公平な接種機会を確保する観点から、定期接種の特例制度が設けられました。
対象者
平成9年4月2日から平成18年4月1日生まれの女子かつ
過去にHPVワクチンの接種を合計3回受けていない方
※このほかに平成18・19年度生まれの方は通常接種(小学6年生から高校1年生相当)の年齢を超えても令和7年3月31日まで接種ができます。
期間
令和4年4月1日から令和7年3月31日までの3年間
副反応
主な副反応としては注射部位の痛み(83~99%)、発赤(32~88%)、腫れ(28~79%)、全身の軽度発熱(5~6%)、などがありますが、その多くは一時的なものです(サーバリックス:平成29(2017)年12月改訂(第11版)、ガーダシル:平成25(2013)年6月改訂(第4版)添付文書参照)。
その他にも、疲労、だるさ、筋肉痛、頭痛、胃腸症状、不快感、関節痛、発疹、じんましんなどが副反応としてあらわれることがあり、ごくまれに重篤な副反応があらわれることもあります。
また、接種後に血管迷走神経反射として失神があらわれることがあります。失神による転倒などを防ぐため、接種後は移動の際は腕を持つなどして体を支え、30分程度は体重を預けられるような場所で座らせるなど、落ち着いた状態にして観察することが必要です。
なお、接種後に気になる症状が出た場合は、まずは接種医療機関へ相談ください。
予防接種予診票(予防接種券)
予防接種実施指定医療機関に用意してあります。
中学1年生から高校1年生相当の女子及びキャッチアップ接種対象者につきましては、令和4年度に予防接種予診票を送付する予定です。
郵送で予防接種予診票(予防接種券)の交付を希望する場合は、申請書をダウンロードし、母子健康手帳の「予防接種の記録」のページのコピー、必要枚数に応じた切手を貼付した返信用封筒を同封のうえ盛岡市保健所 保健予防課(〒020-0884 盛岡市神明町3-29)に送付してください。
保護者の同伴(13歳以上)
予防接種は原則、保護者の同伴が必要です。ただし、事情により保護者が同伴しない場合でも、13歳以上で予防接種券と同意書により保護者の同意が確認できた方は、接種できます。ご希望の方は、予防接種予診票も併せて交付しますので、母子健康手帳をご持参のうえ、盛岡市保健所 保健予防課まで来所ください。
窓口にお越しいただくことが難しい場合は、上記「予防接種券交付申請書」と下記「同意書」をダウンロードし、母子健康手帳の「予防接種の記録」のページのコピー、必要枚数に応じた切手を貼付した返信用封筒を同封のうえ盛岡市保健所 保健予防課(〒020-0884 盛岡市神明町3-29)に送付してください。
その他
ワクチンを受けた場合でも、免疫が不十分である場合や、ワクチンに含まれている型以外による子宮頸がんの可能性はありえますので、20歳を過ぎたら定期的に子宮頸がん検診を受けることが大切です。
関連情報
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このページに関するお問い合わせ
保健所 指導予防課
〒020-0884 盛岡市神明町3-29 盛岡市保健所6階
電話番号:019-603-8307 ファクス番号:019-654-5665
保健所 指導予防課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。