水痘(みずぼうそう)

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広報ID1029748  更新日 令和4年1月6日 印刷 

盛岡市の指定医療機関での個別接種となります。

水痘とは

水痘(すいとう)は「みずぼうそう」ともいわれ、水痘・帯状疱疹ウイルスの初感染によって引き起こされる急性の感染症です。空気感染、飛沫感染、接触感染(ウイルスに直接触れる)により感染します。

約10~21日程度の潜伏の後、発疹と軽度の発熱を伴って発病します。発疹は、突然の丘疹(盛り上がった紅い発疹)、水泡(水ぶくれ)、膿疱(水ぶくれに膿がたまってくる)、痂皮(かさぶた)と移行しますが、発疹のピーク時には、これらのすべての段階の発疹が混在していることが特徴です。

高熱に伴って熱性けいれんを合併したり、肺炎や気管支炎、肝機能に異常がみられる場合があります。また、二次感染により脳炎や小脳失調などを併発することもあります。

小児期に感染したこのウイルスが神経細胞の中で、潜伏感染を続け、免疫力が下がった時に、知覚神経(痛みを感じる神経)を傷つけながら伝わって、再び皮膚に水泡を生じ、神経痛や知覚異常を生じるのが帯状疱疹です。

ワクチンの効果

水痘ワクチンはWHOによって有用性と安全性からみて最も望ましいワクチンであるといわれています。一定の接種基準はありますが、白血病など基礎疾患がある方にも接種が可能な弱毒生ワクチンです。

平成26年に2回の定期接種として導入後は、水痘患者の大幅な減少と、水痘による救急搬送や入院も少なくなっています。1回接種の場合だと約20%が感染を受けると軽症ながら発病することから、2回接種がすすめられています。

また、水痘患者と接触したときに、3日以内に緊急ワクチン接種をすれば発症を予防する効果があり、院内感染の防止にも使用されています。

接種スケジュール

定期接種として無料で受けられる年齢

1歳以上3歳未満

接種回数と接種間隔

2回:初回接種(1回目)終了後3カ月以上(標準として6か月から1年まで)の間隔をおいて追加接種(2回目) 

水痘予防接種スケジュール

副反応

健康なお子さんには副反応はほとんどみられませんが、時に発熱、発疹がみられ、まれに接種部位の発赤、腫脹、硬結がみられます。また、ごくまれにアナフィラキシー、急性血小板減少性紫斑病(100万人に1人程度)がみられることがあります。

その他

既に罹患したことがある場合、接種の必要はありません。

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このページに関するお問い合わせ

保健所 指導予防課
〒020-0884 盛岡市神明町3-29 盛岡市保健所6階
電話番号:019-603-8307 ファクス番号:019-654-5665
保健所 指導予防課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。