ロタ
広報ID1029796 更新日 令和4年1月6日 印刷
盛岡市の指定医療機関での個別接種となります。
ロタウイルス感染症とは
ロタウイルスによって発生し、年齢にかかわらず何度でも感染します。このウイルスは感染力が強く、冬から春にかけて流行します。感染経路は人の消化管から出されたウイルスが糞便などを介して口に入り感染します。主な症状は急性胃腸炎(ロタウイルス胃腸炎)で、激しい下痢や嘔吐によって脱水、けいれん、肝機能異常、腎不全、脳症を併発することがあります。その程度は他のウイルス性胃腸炎に比べて重く、特に2歳未満の乳幼児が重症化しやすいです。また、5歳未満で入院を必要とした急性胃腸炎の40~50%がロタウイルスであるといわれています。
ワクチンの効果
このワクチンを複数回接種することで、ロタウイルス感染症による重症ロタウイルス胃腸炎を防ぎ、軽症化が期待できます。現在ロタウイルスワクチンはロタリックス(1価ワクチン)とロタテック(5価ワクチン)の2種類あり多様な遺伝子型に対する防御効果があります。
なお、どちらのワクチンでも有効性は同等と考えられています。
定期接種として無料で受けられる年齢
ロタリックス(1価ワクチン)
出生6週0日後から24週0日後(約5カ月半)まで(標準的に初回接種は生後2カ月から14週6日まで)
ロタテック(5価ワクチン)
出生6週0日後から32週0日後(約7カ月半)まで(標準的に初回接種は生後2カ月から14週6日まで)
接種回数と接種間隔
ロタリックス(1価ワクチン)
27日以上の間隔で2回を経口接種
ロタテック(5価ワクチン)
27日以上の間隔で3回を経口接種
※いずれかのワクチンで接種を完了させます。(接種途中でワクチンを切り替えることはできません。)
副反応
接種後30日までに、下痢、せき、鼻水、嘔吐、胃腸炎、発熱などがみられることがありますが、いずれも一時的なものです。ごくまれに、腸重積症がおこる可能性があります。
腸重積症はロタウイルスワクチンを接種しなくても起こる病気で生後3カ月から1歳未満の乳幼児に好発します。このため早めに予防接種を開始し完了させることがすすめられています。
腸重積症は手術が必要になることもありますが、発症後早く治療すれば、ほとんどの場合、手術をせずに治療できます。腸重積症の疑われる症状として、接種後1~2週間の間に下記の症状が一つでもあらわれたら速やかに医療機関を受診しましょう。
- 突然はげしく泣く
- 機嫌が良かったり不機嫌になったりを繰り返す
- 嘔吐を繰り返す
- 血便が出る
- ぐったりして顔色が悪い
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このページに関するお問い合わせ
保健所 指導予防課
〒020-0884 盛岡市神明町3-29 盛岡市保健所6階
電話番号:019-603-8307 ファクス番号:019-654-5665
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