穀町(こくちょう)・新穀町(しんこくちょう)

Xでポスト
フェイスブックでシェア

広報ID1009424  更新日 平成28年8月21日 印刷 

穀町(こくちょう)・新穀町(しんこくちょう)

穀町と新穀町は、城下南に位置する惣門から入った奥州街道沿いの町人町を指す。古くは石町(こくちょう)と書き、文化9年(1812年)に穀町と改められたうえ、2つの町に分かれた。

藩の御蔵米払下げの取引所で、穀物商が多く居住したことが由来。

穀町は、古くは三日町といわれた。年の暮12月の9、19、29日の3回、新山河岸の御蔵米の払下げが行われたことによる。穀町惣門の桝形(ますがた)には御番所が置かれ、城下へ出入りする人と物を取り調べた。城下南の玄関口として交通量が最も多く、取締りは厳重を極めた。惣門は、朝6時に開け、夕6時に閉じられた。

こうした立地事情からこの町には旅館が多く、諸国の商人、旅人を始め、江戸後期には蝦夷地(えぞち)警備に向かう東北諸藩の武士なども宿泊した。

穀町から大清水小路へ抜ける道は、会所場(かいしょば)横町と呼ばれ、刑事裁判を執行する会所場が置かれたところである。また、牢屋も付設され、罪人の処刑も行われた。

清水町2番地付近

昭和54年(1979年)の写真
昭和54年(1979年)
平成21年(2009年)の写真
平成21年(2009年)

よりよいウェブサイトにするために、このページにどのような問題点があったかをお聞かせください。

このページに問題点はありましたか?




このページに関するお問い合わせ

環境部 環境企画課
〒020-8531 盛岡市若園町2-18 盛岡市役所若園町分庁舎2階
電話番号:019-626-3754 ファクス番号:019-626-4153
環境部 環境企画課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。