鉈屋町(なたやちょう)
広報ID1009430 更新日 平成28年8月21日 印刷
鉈屋町(なたやちょう)
京都の富豪鉈屋長清が当地に来て、釶屋山(しゃおくさん)菩提院という寺を建立したことに由来する。菩提院は後に内加賀野に移されたため、昔はこの寺院の前も鉈屋町と称し、2つの鉈屋町が存在したこともあったが、文化9年(1812年)に改められて、当地を鉈屋町として城下の一町とした。
当町の西側に水主(かこ)町があり、文化年間に用水桶を町内に設ける藩命があった時には、水主町のほか当町から上小路(うわこうじ)の曲り角で中野村枝村十文字をも含めて鉈屋町といった。
水主町は、北上川の舟運に従事する船頭などの住む町で、新山舟橋を管理する役目も持っていた。また、藩主の飼っていた鶴の餌にする川魚を捕る仕事などもしており、小禄であるが、藩から扶持を得ていた。
また、当地は江戸時代から良質の湧水が豊富な地域で、酒・味噌・醤油などの醸造業が盛んだった。それを今日伝える大慈清水、青龍水は盛岡三清水に数えられ、平成の名水百選に選ばれている。
鉈屋町10番地付近
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