下小路(したこうじ)
広報ID1009428 更新日 平成28年8月21日 印刷
下小路(したこうじ)
下小路の名は、愛宕山の下にある侍町の小路から付けられた。ここの武家屋敷は間口が狭く、下級武士の屋敷町だった。
愛宕山は盛岡城下を一望できる景勝地で、城の東北の鬼門に当たるため、3代藩主南部重直の時代に法輪院広福寺が建てられ、城下の鎮護とした。ほぼ全山に寺社があったが、明治維新の廃仏毀釈運動によって衰退し、現在は往時を偲ぶ遺跡などはなくなっている。黒田騒動で盛岡へ配流となり客死した栗山大膳と大吉父子の墓が、愛宕山中腹の法輪院跡に残っている。
下小路の西側の中程に位置する現盛岡市中央公民館の場所は、4代藩主南部重信の時代に城中の薬草を栽培する御薬園として造られことに始まる。その後、御殿、御茶屋、能舞台、庭園などが設けられ、下小路御屋敷と称し藩主遊歩の地とした。明治維新の混乱によって、建物や庭園は取り壊され、一時荒廃したが、明治41年(1908年)に南部伯爵家別邸が新築された。戦後、別邸を譲り受けて、昭和33年(1958年)に盛岡市公民館が設置された。
「中央公民館」
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