三戸町(さんのへちょう)
広報ID1009427 更新日 平成28年8月21日 印刷
三戸町(さんのへちょう)
近世初頭の慶長期(1600年前後)に南部氏が城下を三戸から盛岡へ移すにあたり、盛岡城造営や城下町建設の工事に従事したのは三戸から来た武士や町人であった。この三戸出身の人々が集住したことが、町名の由来。
その範囲は、当初、内丸の日影御門の外に位置する広い地域を指したようであるが、盛岡城下が整備されるに伴い、侍町と町人町が区分されると、赤川を堀とする外堀の外側の町人町を指すようになった。田町(たまち)と呼ばれた時もあった。
このように三戸町は盛岡城下最初の町人町で、城下最初の市日が立てられたのも、この町であった。市は、月に6度の六斎市(ろくさいいち)、年1度の歳市の馬市も、当初この町で開かれていた。また、城下の雫石街道・鹿角街道の往還路にあたり、材木町とともに商業地として繁昌したところであった。
この町に隣接する外堀の土手の上に鐘楼が立てられ、「三戸町の時鐘」と呼ばれた。鐘は、現在、内丸の鶴ケ池の側へ移され、市指定文化財になっている。
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