取材日記:令和3年11月
広報ID1037375 更新日 令和3年11月1日 印刷
広報もりおか11月1日号特集関連記事
広報もりおか11月1日号の特集は「モリオカでモノづくり」です。
渋民にあり、市内の工業団地の中で最大の面積を誇る「盛岡工業団地」。昭和46年に「盛岡鉄工団地協同組合」として設立し、本年で設立50周年を迎える「盛岡工業団地協同組合」のこれまでの歩みと魅力を同組合のお二人に聞きました。また、県内のみならず全国的にも活躍する団地内の企業を紹介しています。
ここでは、紙面構成の都合により掲載できなかったインタビュー内容や写真を紹介します。広報もりおかと併せてご覧ください。
盛岡工業団地協同組合
50年前、団地建設の土地探しに苦戦していた盛岡工業団地協同組合。建設が決まったのは天才詩人・石川啄木を生んだ詩情あふれるふるさと「渋民」で、旧玉山村の皆さんが温かく受け入れてくれたことで団地開発を進めることができたといいます。
団地がある門前寺自治会とは、当時からお花見や新年会などで交流を続けています。また、現在盛岡工業団地が立地している場所はかつて「平田野(へだの)」と呼ばれ、石川啄木が渋民尋常高等小学校高等科の生徒たちを連れ、校長に反発してストライキをした場所と伝えられています。当時の出来事を記した案内表示板を、自治会の依頼により団地内に設置しています。
「団結力は日本一」と話すのは、協同組合の眞舘弘治(まだて ひろはる)事務局長。50周年記念誌の作成のために集めた過去の写真を見ながら、笑顔で当時の様子を振り返っていたのが印象的でした。同組合の小山田周右(おやまだ しゅうすけ)理事長は、「団地内には個性的な企業ばかり。まずは玉山地域の皆さんに各社の製品などを知ってもらえるようにアピールしていきたい」と今後の目標を力強く話してくれました。
とおり、自然が豊かな工業団地
盛岡工業団地協同組合の個性豊かな企業
盛岡工業団地には、盛岡の製造業の中心となる企業が集積しています。団地内では、企業間で協業している企業があるほか、各企業の代表者が集まり工場の点検を行うなど、組合員各社が団結しています。
株式会社カガヤ
澤口翔汰(さわぐち しょうた)さん。
「ものづくり」をしたいと思い転職。
製造業への熱い想いを感じます。
製作された鋼構造物は市内の建物だけでなく
東京都の国立競技場など、著名な建物にも
使われています。
株式会社小山田工業所
玉木愛夢輝(たまき あゆき)さん。
ホッケーが得意で、高校生のときには
全国大会に出場したことも。
先輩のようにきれいに溶接できるように
なるため、日々訓練場で技術を磨きます。
製品をトラックに積み全国各地に届けます。
創業当初の昭和24年製作の横置多管式ボイラ
株式会社東亜電化
日山大成(ひやま たいせい)さん。
県外に就職する友人も多い中で、地元就職を
選択。「通勤にも時間がかからないので、
仕事に集中できます」と話してくれました。
機械と手作業を組み合わせて
精度の高い加工を施しています。
東亜電化が取得した表面処理技術に関する
特許はなんと11件も!
北日本機械株式会社
榮田浩介(さかえだ こうすけ)さん。
「自分が製造に関わったものが形に残るのが
製造業の魅力。製造に関わった橋をいつか
家族に見せたい」と笑顔を見せてくれました。
工場で製造した橋の部品をトラックで運び、
現地で組み立てて橋を架けます。
昭和12年創業以来、安全な橋梁や水門を
全国に届けています。
北上運輸株式会社 盛岡営業所
重量物の輸送を得意としています。
小山田工業所と北日本機械の橋梁などの
製品も全国各地に届けています。
職員同士のつながりを大切にしています。
渡辺工業株式会社 盛岡工場
加工、金型の製作などを取り扱っています。
東亜電化の依頼を受け、
製品の一部の塗装も行っています。
レーザー切断やロボット溶接などの設備も
取り入れており、多品種少量生産から量産品
まで対応します。
住友建機販売株式会社 盛岡支店
活躍している黄色の建設機械が並びます。
対応できるようにしています。
使用者が安全に作業できるようお手伝い
していきます。
関東農機株式会社 盛岡工場
「ターレ(マイテーカー)」の国内シェア
7割を誇ります。
東京都の豊洲市場には250台納入しました。
一貫して行います。
自分のアイデアが実際に商品になるなど、
若い人にとってもやりがいがある職場です。
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